
この記事を読むとわかること
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🔍 下見で確認すべき項目と記録方法
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– 💰 想定売価から仕入れ上限を決める計算
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– ⚠️ 競りの勢いに流されない判断基準
古物市場では、商品知識の多さだけで利益が決まるわけではありません。利益を残す人ほど、競りが始まる前に商品を見て、売価、経費、リスク、仕入れ上限を整理しています。
逆に、競り中に初めて商品を調べると、判断が遅れるだけでなく、周囲の入札につられて高値で仕入れやすくなります。そこで役立つのが、商品ごとの情報をまとめる「下見表」と、入札前の確認項目です。
この記事では、最初の古物市場でも実践できるように、見る順番と数字の基準を具体的に解説します。
🔍 下見表には何を書くのか
下見表は、商品名を並べるだけのメモではありません。「いくらなら買えるか」を競り前に決めるための判断シートです。
最低限、次の項目を記録します。
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📝 出品番号、商品名、メーカー、型番
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– 状態、付属品、欠品、動作確認の有無
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– 想定売価、販売手数料、送料、修理費
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– 目標利益、仕入れ上限、販売先
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– 売れるまでの期間と主なリスク
たとえば、出品番号152番の家庭用プリンターを確認したとします。型番は分かるものの、電源コードがなく、動作は未確認です。
この場合、「プリンター」とだけ書いてはいけません。
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商品:A4インクジェット複合機
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– 型番:ABC-5000
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– 状態:傷あり、通電未確認
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– 付属品:説明書あり、電源コードなし
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– 想定売価:8,000円
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– 送料:1,200円
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– 販売手数料:800円
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– 動作不良リスク:高い
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– 仕入れ上限:2,000円
ここまで書けば、競り中に「人気メーカーだから欲しい」という感情ではなく、事前に決めた金額で判断できます。
型番が見えない商品は、正面、背面、端子、ラベル、付属品の順に確認します。特に家電や工具は、型番が一文字違うだけで中古相場が大きく変わるため注意が必要です。
💰 仕入れ上限は逆算して決める
仕入れ判断では、売価よりも「すべての経費を引いた後にいくら残るか」が重要です。
基本の計算は次のとおりです。
仕入れ上限 = 想定売価 - 販売手数料 - 送料 - 修理・清掃費 - 目標利益 - リスク分
たとえば、フリマアプリで12,000円で売れそうな商品があるとします。
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📦 想定売価:12,000円
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– 販売手数料:1,200円
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– 送料:1,500円
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– 清掃・資材費:300円
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– 目標利益:4,000円
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– 動作不良などのリスク分:1,000円
この場合の仕入れ上限は4,000円です。
12,000円 - 1,200円 - 1,500円 - 300円 - 4,000円 - 1,000円 = 4,000円
競り落とした金額に市場手数料や消費税が加算される会場では、その分も仕入れ原価に含めます。落札額4,000円に10%の手数料がかかるなら、実際の原価は4,400円です。

利益率は、利益を売価で割って確認します。
利益率 = 利益 ÷ 売価 × 100
売価12,000円で利益4,000円なら、利益率は約33%です。ただし、利益率が高くても半年売れない商品では資金が止まります。最初は、利益3,000円以上、利益率25%以上、30日以内の販売が見込める商品を一つの基準にすると判断しやすくなります。
高利益に見える商品ほど、欠品、故障、送料超過を差し引いて考えることが大切です。
✅ 競り前に確認する5項目
仕入れ候補を見つけたら、入札前に次の5項目を確認します。
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🔌 動作確認:電源、主要ボタン、異音、液晶表示
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– 付属品:電源コード、リモコン、充電器、専用部品
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– 外観:割れ、変形、サビ、臭い、記名
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– 相場:販売中ではなく、実際に売れた価格
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– 出口:メルカリ、ヤフオク、店頭、部品取りのどこで売るか
中古品では、付属品の不足が利益を削ります。専用リモコンを1,500円で買い足す必要があるなら、その金額を仕入れ上限から引かなければなりません。
また、商品単体の重さだけで送料を決めないことも重要です。梱包後にサイズが一段階上がり、送料が500〜1,000円増えることがあります。

ゲーム機、電動工具、オーディオ機器、小型家電は中古市場の定番ですが、定番だから必ず利益が出るわけではありません。競合が多く、状態による価格差も大きいため、売却済み履歴を最低3件確認します。
相場を見るときは、次の条件をそろえます。
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📊 同じ型番であること
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– 状態と付属品が近いこと
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– 直近90日以内に売れていること
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– 送料込みか着払いかを区別すること
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– 業者の保証付き価格をそのまま使わないこと
販売中の最高価格を想定売価にすると、仕入れ上限が高くなります。売却済み価格が6,000円、6,500円、8,000円なら、最初は6,000〜6,500円を基準にする方が安全です。
⚠️ 初回の競りで失敗しやすい点
最も多い失敗は、競り中に仕入れ上限を変更することです。
上限3,000円と決めていても、2,800円まで入札すると「あと一声で買える」と感じます。しかし、3,500円、4,000円と追いかければ、予定していた利益は簡単になくなります。
上限を超えたら、商品ではなく利益を手放していると考えてください。
ほかにも、次の失敗があります。
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🚫 箱入りという理由だけで未使用品だと思う
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– 通電確認だけで正常動作品と判断する
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– 複数商品の山に不要品が混ざっている
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– 大型商品なのに保管場所を決めていない
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– 落札手数料や消費税を計算していない
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– 売価は調べたが販売件数を見ていない
山単位で競る場合は、利益を生む商品を明確にします。5点セットが6,000円でも、売れる商品が1点だけなら、その1点の利益で全体を回収できるか計算します。
たとえば、5点中1点が8,000円、残り4点が各500円で売れる見込みなら、総売上は10,000円です。手数料、送料、処分費を引いて利益が1,000円しか残らないなら、作業量に対して効率がよい仕入れとはいえません。
初心者のうちは「安く買えた商品数」ではなく、「売り切って残った利益」で成績を判断しましょう。
🚶 当日に使える行動フロー
市場に到着したら、次の順番で動きます。
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会場ルール、開始時刻、手数料、支払方法を確認する
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2. 全体を一周し、得意カテゴリーの出品場所を把握する
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3. 気になる商品の番号、型番、状態を下見表へ記録する
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4. 売却済み相場を3件以上調べる
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5. 経費とリスクを引き、仕入れ上限を決める
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6. 上限が決まった商品だけ競りに参加する
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7. 落札後、商品番号と落札額をその場で記録する

最初から全商品を調べる必要はありません。下見時間が60分なら、最初の10分で会場全体を見て、次の35分で候補を調査し、最後の15分で仕入れ上限を再確認します。
候補数の目安は10〜20点です。その中から条件のよい3〜5点を本命にします。
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🎯 A候補:利益3,000円以上で、動作と相場に確信がある
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– B候補:利益は出るが、欠品や動作に小さな不安がある
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– C候補:安ければ買うが、無理に追わない
競りが終わったら、落札できなかった商品も記録に残します。「自分の上限」「実際の落札額」「想定売価」を比べると、その市場で人気の商品や相場感が分かるようになります。
この記事のまとめ
古物市場の仕入れは、競りが始まる前にほぼ決まります。
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📌 下見表には型番、状態、付属品、想定売価、仕入れ上限を書く
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– 売価から手数料、送料、修理費、利益、リスク分を逆算する
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– 売却済み相場を最低3件確認する
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– 上限を超えたら入札を止める
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– 落札できなかった商品も記録し、次回の判断材料にする
最初の目標は、大量に落札することではありません。根拠のある上限を決め、その金額を守って1点仕入れることです。この習慣が身につけば、経験の浅いカテゴリーでも大きな赤字を避けながら、利益商品を見つけられるようになります。
https://www.youtube.com/results?search_query=古物市場の下見表と競り前チェック
Original article: note.com

