どうも、レオ助です。
兵庫県内をボロボロの軽トラで走り回って10年以上。
尼崎の路地裏から姫路の倉庫街まで、不用品回収とせどりで食いつないできた泥臭い現場人間です。
今でこそ月に100万単位の利益を安定して出せるようになりましたが、最初はひどいもんでした。
古物商の許可証が警察署から届いたあの日、僕は「これで億万長者だ!」と鼻息荒く、尼崎にある某・道具市に突っ込んだんです。
そこで、人生最大級の恥と大赤字を経験しました。
「5,000円!」と叫んだ僕の声は、ベテランたちの怒号にかき消され、焦って「3万円!」と跳ね上げたら、中身が全部カビだらけのジャンクカメラ。
帰り道の国道2号線、西宮あたりを走りながら、悔しくてハンドルを叩きまくったのを今でも鮮明に覚えています。
「あの時、誰かが市場の選び方や作法を教えてくれていれば……」
この記事は、かつての僕のように「許可証は取ったけど、市場が怖くて一歩が踏み出せない」というあなたのために書きました。
兵庫県内で、初心者がどこへ行き、どう動けばいいのか。僕の10年分の失敗と成功をすべて詰め込みます。

1. 兵庫県内で初心者が「最初の一歩」に選ぶべき市場とは?
古物市場と一口に言っても、場所によって雰囲気は天と地ほど違います。
いきなり「手競り(てぜり)」がガンガン行われる古い市場に行くと、ルールも分からず、ただ圧倒されて終わるだけです。
僕がおすすめするのは、まずは「エコリング」のような大手、もしくは「初心者歓迎」を謳っている道具市です。
なぜなら、兵庫県(特に神戸や明石周辺)の伝統的な市場は、顔なじみの業者同士の暗黙の了解がめちゃくちゃ強いから。
まずは以下の表を見て、自分がどこに行くべきか判断してください。
| 市場のタイプ | 主な開催エリア(兵庫) | 初心者の入りやすさ | 特徴とメリット |
|---|---|---|---|
| エコリングなどの企業系 | 姫路・飾磨・西宮など | ★★★★★(最高) | モニター完備、価格が明瞭、スタッフが親切 |
| 地域の小規模道具市 | 尼崎・伊丹・加古川 | ★★★☆☆(普通) | 掘り出し物があるが、常連の空気が強い |
| 大規模な老舗市場 | 神戸・ポートアイランド周辺 | ★☆☆☆☆(激ムズ) | 怒号が飛ぶこともある。プロ中のプロが集う |
初心者が最初に行くべきは、間違いなく「エコリング」のリアルオークションか、ネット併用の会場です。
姫路に本社があるエコリングは、兵庫県内での拠点が強く、スタッフも慣れています。
「古物市場=怖いおっちゃんが怒鳴っている」というイメージをいい意味で壊してくれます。
まずはここで「競り(セリ)のテンポ」に慣れることが、大火傷をしない唯一の方法です。

2. 僕が明石の市場で味わった「冷や汗モノ」のトラブル
あれは起業して2年目、少し自信がついてきた頃のことです。
明石の古い道具市に顔を出しました。
そこは「符牒(ふちょう)」と呼ばれる、独特の数字の数え方を使う場所でした。
「1」を「ピン」、「2」を「リャン」……。
僕はイキってそれを使おうとしたんですが、緊張してて「リャン」と言いたいところで「リャンピン!」と謎の言葉を発してしまったんです。
会場は一瞬で静まり返り、競り人の親父さんに「兄ちゃん、麻雀しに来たんか?」と冷たく言い放たれました。
あの時の、背中に冷たい汗がツーっと流れる感覚。今思い出しても震えます。
さらに、その後に落札した「昭和レトロな家具セット」を積み込む際、隣に停まっていた怖いお兄さんの黒いハイエースに、僕の軽トラのドアをぶつけてしまった……。
「おい、兄ちゃん。これどうすんねん」
低い声で言われた瞬間、頭の中は真っ白。結局、その日の利益どころか、数万円を修理代としてその場で支払う羽目になりました。
市場は「戦場」です。でも、武器を持たずに、しかも礼儀も知らずに突っ込むと、心も財布もボロボロになります。
だからこそ、最初は「目立たず、謙虚に、観察する」のが鉄則なんです。
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3. 爆益!加古川の倉庫で見つけた「ゴミ」が「宝」に変わった瞬間
失敗ばかりじゃありません。泥臭く続けていると、たまに「神様からのご褒美」みたいな瞬間があります。
加古川の古いガレージセールのような市場でのこと。
誰も見向きもしない、ホコリだらけの茶色い段ボール箱がありました。
中身は、古いオーディオのコードや、見たこともない重たい金属の塊。
「これ、全部で1,000円でいいよ」と言われ、なんとなく「重いから銅の価値くらいはあるかな」と思って買ったんです。
事務所に帰って調べてみると、その金属の塊は「LUXMAN(ラックスマン)」という高級オーディオメーカーの古い真空管アンプの部品でした。
バラして清掃し、ヤフオクに出した結果……。
1,000円で買った箱が、最終的に18万円になりました。
これが古物商の醍醐味です。ガッツポーズどころか、震える手でタバコを吸いましたね。
兵庫の市場には、こういう「先代が残したお宝」がまだたくさん眠っています。
4. 初心者が絶対に持って行くべき「七つ道具」
市場に手ぶらで行くのは、丸裸で神戸の山にイノシシを狩りに行くようなもんです。
僕が10年かけて厳選した、兵庫の現場で「これがないと話にならない」アイテムをまとめました。
| アイテム | 用途・重要性 | レオ助のワンポイントアドバイス |
|---|---|---|
| 大量の現金(千円札多め) | 支払いは現金が基本 | 1万円札ばかりだと嫌がられる。千円札100枚くらい用意して |
| 軍手(グリップ付き) | 商品の確認・運び出し | 神戸の冬の市場は極寒。防寒兼用のものがベスト |
| 養生テープ・マジック | 落札品に名前を書く | これがないと、自分の落札品が他の人に持っていかれる |
| 台車(静音タイプ) | 搬出の効率化 | 安物のガラガラうるさいのは迷惑がられるからNG |
| スマホ用モバイルバッテリー | 相場検索用 | 市場の建物は電波が悪いことが多い。電池消費が激しいぞ |
| メジャー(コンベックス) | 家具のサイズ計測 | 「軽トラに乗らない!」という悲劇を防ぐため |
| 古物商許可証(本証) | 入場時に必須 | 忘れたら尼崎から姫路まで取りに帰ることになる。絶対忘れるな |
5. 浮かない・怒られないための「当日の立ち回り」
兵庫の市場で初心者が浮いてしまう最大の理由は、「空気感を読めていない」ことにあります。
以下のステップを守れば、少なくとも怒鳴られることはありません。
① 挨拶は「自分から」「ハキハキと」
市場の運営者(親父さん、受付の女性)には、必ず「今日初めてなんです、勉強させてください」と挨拶しましょう。
これだけで、何かあった時に助けてもらえる確率が爆上がりします。
「愛想がいい若造」は、兵庫のベテラン勢にかわいがられやすいんです。
② 「下見」で8割が決まる
競りが始まってから考えるのでは遅すぎます。
早朝、会場が開いたらすぐに中に入り、出品されているものを全部見ます。
この時、目当ての商品の型番を控え、スマホで「メルカリの売り切れ相場」を確認しておく。
③ 最初の30分は「声を上げない」
いきなり参戦してはいけません。
「誰がリーダー格か」「どのくらいのペースで価格が上がるか」をじっと観察します。
神戸の業者はテンポが速いし、姫路の方は結構粘り強い……といった地域特性も見えてきます。
④ 負けてもいい。でも、降りる勇気を持つ
競り負けると悔しくて、ついつい予算オーバーの声を出しがちです。
「あと1,000円出せば勝てる!」は、破滅への第一歩。
決めた価格を1円でも超えたら、スッと引く。これがプロの仕事です。
6. 兵庫県内の古物市場・具体的な攻略データ
初心者が狙いやすいジャンルと、実際の市場価格・販売価格の目安をまとめました。
伊丹や西宮の住宅街から出てくる商品は、状態が良いものが多いですよ。
| 狙い目の商品(ジャンル) | 市場での落札相場(目安) | ネット販売価格(目安) | 注目すべき型番・メーカー |
|---|---|---|---|
| 小型生活家電(年式3年内) | 3,000円〜5,000円 | 12,000円〜18,000円 | 象印、パナソニック、シャープ |
| 古い大工道具(鉋・ノミ) | 1,000円〜(山盛りで) | 3,000円〜15,000円(1丁) | 銘が入っているもの、東播磨産 |
| ギフト解体品(タオル・食器) | 500円〜2,000円 | 3,000円〜8,000円 | 今治タオル、ウェッジウッド、ノリタケ |
| 電動工具(マキタ等) | 5,000円〜15,000円 | 15,000円〜35,000円 | TD171D、TD172D、TD173D(インパクト) |
特に加古川や高砂あたりは、職人さんが多いためか、古いけど質のいい大工道具がボロッと市場に出てくることがあります。
これらは「ゴミに見えて実は価値がある」ものの代表格です。
7. 最後に。泥臭く、しぶとく生き残れ
ここまで読んでくれたあなたなら、もう大丈夫です。
最初は怖いし、失敗もするでしょう。
尼崎の市場で怒られた僕も、西宮で大赤字を出した僕も、今では元気に軽トラを転がしています。
兵庫県は、商売の街です。
神戸のハイカラな文化もあれば、下町の義理人情も残っている。
一度失敗したくらいで、誰もあなたのことを見捨てたりしません。
大切なのは、今日、許可証をカバンに入れて、まずは会場の門を叩くこと。
「こんにちは!新参者ですがよろしくお願いします!」
その一言から、あなたの古物商人生は動き出します。
もし、どっかの市場でボロボロのハイゼットに乗った、日焼けして顔の怖い男を見かけたら声をかけてください。
それが僕、レオ助かもしれません。
その時は、缶コーヒーでも飲みながら、お互いの「泥臭い失敗談」で笑い合いましょう。
あなたの初陣が、最高のものになることを願っています。
稼ぎましょう、兵庫の地で!
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